震災に備えて

耐震改修とは

耐震改修はなぜ必要?

旧耐震基準(昭和56年以前)で建てられた建物は、現行の新耐震基準によって再評価する必要があります。
耐震診断の結果、耐震性が不足していたとしても耐震改修を行うことで、大地震に足して、新耐震基準で建てられた建物と同等の耐震性を確保することが出来ます。
耐震改修のためには、耐震診断を実施し、現在の建物の耐震性を確認するとともに、目標の耐震性を実現するための補強設計を行う必要があります。
その後、補強設計に従って、耐震改修工事を行います。

耐震補強4つのポイント

耐力壁(筋交いor構造用合板付きの壁)の量を増やすと建物は丈夫になります

壁に筋交いによる補強や、構造用合板による補強をすることにより強度を増します。

耐力壁

耐震診断の結果、新耐震基準に満たなかったため、耐力壁を入れて耐震補強をした画像です。

RC構造の配筋画像

【RC構造の配筋画像】

耐力壁

【RC構造の壁コンクリート打設完了後】

壁の配置のバランスを考え、家の剛心を制御します

家の重心と剛心

地震による揺れによって、家は耐力壁の中心(剛心)を軸に回転します。
地震力の中心(重心)と剛心が離れるほど、遠心力で家は大きく揺れます。
耐力壁をバランスよく配置することにより、より大きな地震の力に耐えることができます。

劣化した基礎を補修又は補強して強化します

劣化した基礎を補修又は強化

基礎の補修とは、既存の基礎にひび割れがある場合に、エポキシ樹脂を注入して補修します。
又は、基礎の補強として既存の基礎の外側又は内側に鉄筋コンクリート基礎を打ち増し、強度を高めます。

屋根を軽くすることで、地震の揺れを軽減できます

yanenokeiryouka

屋根が軽くなると、建物の重心が下がります。
重心が下がると、地震の揺れに対する振幅が小さくなり、家への負担が軽減されます。

倒壊メカニズム

倒壊のメカニズム
筋かいが入っている建物でも、建物自体の揺れによって、柱を引抜こうとする力が働きます。
倒壊のメカニズム
筋かいが無かったり、配置の悪い建物は、小さな地震でも大きく揺れてしまい、基礎から柱が引き抜かれ、支えを失った建物は倒壊してしまいます。

 

接合部の違い

震災に備えて:接合部
古い家屋
柱の抜け止めに「かすがい」を使用していました。「筋かい」が入っていても柱が緊結されていないと、無意味です。宮城沖地震以降見直しされました。
震災に備えて:接合部
少し前の家屋
柱の抜け止めに「金具」を利用していました。「かすがい」より堅実な方法ですが、柱の緊結度合いは、それほど向上しません。阪神大震災以降見直しされています。
震災に備えて:接合部
これからの家屋
柱と基礎をホールダウン金物により結合します。GDアンカーは、T型金物の5倍の引っ張り強度があるので、柱抜けの心配がありません。
お気軽にお問い合わせください。0120-88-5600

お問い合わせや資料請求をしたからといって、” 発注しなければいけない “ ということはございません。
お気軽にお問い合わせください。